セロトニンは
感情のコントロール、
神経の安定に深く関わっていて
「レアルアドレナリン」
「ドーパミン」と並び
体内で特に重要な役割を果たす
“三大神経物質”の一つです。
■セロトニンの5つの働き
①大脳に働きかけて
覚醒の状態を調整する
朝起きて頭がすっきりしていく状況は
セロトニンによって起こるもので、
目覚めが悪くいつまでも
頭がボーッとしている人は、
セロトニンが不足している可能性があります。
②心の領域に働きかけて意欲を促す
大脳の内側に大脳辺縁系という、
意欲や心のバランスに関わる領域があって、
そこにセロトニンが分泌されると
ポジティブな気持ちがわき起こり、
逆に分泌されない場合は
ネガティブな感情に
なりやすくなります。
③自律神経への働きかけ
自律神経は、夜寝ているときは
副交感神経が優位な状態ですが、
朝目覚めてセロトニンが分泌されると、
交感神経が優位に切り替わって、
血圧や代謝が上がるなど身体が
活動に適した状態になります。
しかしセロトニンが分泌されなければ、
身体がいつまでもOFF状態に。
④姿勢筋への働きかけ
起床すると目がパッチリして
背筋が伸びるのもセロトニンのおかげ。
不足すると、背中が丸まったり、
どんよりした表情になってしまいます。
⑤痛みのコントロール
セロトニンには痛みの感覚を
抑制する働きがあるので、
欠乏すると些細なことで
痛みを感じやすくなってしまいます。
■セロトニンの増やし方
①太陽の光を浴びる
朝起きて太陽の光を浴びると、
睡眠ホルモンである「メラトニン」の
分泌がストップし、幸せホルモン
セロトニンの分泌が始まります。
そのまま日中はセロトニンが
分泌されやすく、日が沈んでからは
分泌が少なくなり、逆に睡眠を促す
メラトニンの分泌が増えてきます。
■タンパク質を意識した食事
セロトニンは、食べ物からしか
摂ることのできない必須アミノ酸の一つ
「トリプトファン」からつくられます。
必須アミノ酸をすべて含む20種の
アミノ酸でできている
「タンパク質」たっぷりの食事を
心がけましょう。タンパク質には、
疲労回復の効果もあるので、
魚・肉・乳製品などの良質な
タンパク質食品を
積極的に摂りましょう。
■リズミカルな運動
ウォーキングやジョギング、
サイクリング、水泳などの
一定のリズムを繰り返して行う運動は、
脳を刺激して、セロトニンの分泌を
促すセロトニン神経を活性化する作用が
あると言われています。
小さな積み重ねで
健康は成り立ちます♪
今からでは遅いなんてことはありません。
5年後、10年後、20年後と
長いスパンで健康のことを意識し
健康寿命を延ばす努力を
一緒にしませんか?(^^♪
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